科博で「大哺乳類展」見学(2010.6.13)

つくばでの古生物学会が終わったその日、科博で開催中の「大哺乳類展」も千秋楽を迎えていました。せっかくなので見に行くことにしましたが、恐竜展ほどではないにしてもやはり最終日ということでそれなりに混んでいました。いや、毎日混んでいたのかもしれませんが・・・

これを見てわかるように、間違いなくこの日までです
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「哺乳類とは」と聞かれると、「首の骨(頸椎)が7個ある」とか、「赤ちゃんを産んで母乳で育てる動物」と答えるでしょうか。それもごく一部の例外を除けば間違いではありませんが、3番目の「耳小骨(じしょうこつ)」ってなんでしょう?耳の小さな骨?耳小骨は中耳にある3つの小さな骨で、音が良く聞こえるために哺乳類が進化の過程で獲得した骨で、その起源は爬虫類のアゴの骨にありました。哺乳類は爬虫類のアゴの骨を音を聞くための骨に進化させたのです。
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どうもコンデジの使い方が下手でブレブレの写真ばかりなので見るに堪えるものだけ選んでいます。こちらは古い時代の哺乳類。つまりは化石です。左はヒラコドンという奇蹄類(きているい)の仲間。右はキャプションが写っていないのでわかりませんが偶蹄類(ぐうているい)の化石です。名前から想像がつきますが、奇蹄類は蹄(ひづめ)が奇数の仲間でウマやサイがいます。偶蹄類は、そう、偶数の仲間でウシやシカがいます。
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きれいな剥製が並んでいます。科博にはそもそも剥製がたくさん並んだ展示室がありますが、収蔵庫にはもっとたくさんあるのだと思います。そして骨格もたくさん並んでいますが、このくちばしのようにアゴが長い動物はたぶんアリクイでしょうね。ストローのようなアゴも不思議ですが、前足の着き方が変わっていますね。
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展示手法の参考に。熊の仲間の説明が大きな辞典のようになっています。文字中毒の人にはたまらない展示かもしれません。もうひとつはかわいらしいイラスト。「ムリネモ」? なに? そんな動物いないよね。じつは「ム」はムササビ、「リ」はリス、「ネ」はネズミ、では「モ」は? モグラですね。
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ここまで見て、私の得意な海の哺乳類がいない? じつは今回は「大哺乳類展~陸のなかまたち」というのが正式なタイトル。で、海の仲間たちも後日開催されます。

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