島根県立三瓶自然館(2010.2.1)

三瓶自然館の存在を知ったのは、こちらの学芸員の方(北海道出身)が沼田町化石館を訪ねてこられたからなのですが、残念ながら私はすれ違いでした。それでいつか行ってみたい博物館の上位にランクインしていました。

そこで琵琶湖博物館での古生物学会の後に山陰まで足を伸ばしたのです。そしてこちらがその入口。なんとも風格のある建物ですね。
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エントランスには全体を概観する展示が。手前にはテンの剥製がありますね。地質図を見ると・・・なんと!三瓶山は男三瓶と女三瓶そして子どもに孫まで。親子3代の山なんですね。
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火山灰の柱状図。剥ぎ取り地層で見ることができます。埋没林の火山灰の下には姶良(あいら)カルデラの噴出部もあるのですね。姶良カルデラというのは今の鹿児島県の錦江湾にあった巨大火山の跡です。
五感を使った観察コーナーというのがおもしろいですね。あまり見たことのない展示手法です。手で触ったり臭いを嗅いだりしてそれが何かを想像するようです(って自分で試したのかどうか覚えていません)。これも今でいうところの「インクルーシブ」な展示なのでしょうか。
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展示室を抜けたところに休憩コーナーがありました。ドリップコーヒーが飲めるというのがうれしいですね。そしてただの休憩所ではなくてちゃんと自然観察ができるようになっているところがすばらしいと思います。
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次の部屋は「小豆原埋没林」の展示室です。発掘の歴史がわかるパネルがありました。
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この木も実物を展示しているのだと思います。火山灰の地層も実際の露頭の剥ぎ取りでした。
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そしていよいよ地学の展示室へ。各時代を代表する化石の壁面になんと!!沼田町のタカハシホタテが。しかも「沼田町化石館寄贈」とあります。もしかするとこちらの学芸員が沼田に来たときに山下先生と会っていたのかもしれません。
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これは・・・のぞき穴展示ですね。じつは私もある本からヒントを得て同じやり方で化石体験館を開設したときにのぞき穴展示を自作したのですが、あまりにクオリティーが低く過ぎて1年でやめてしまいました。こちらは絵だけですが私は背景画と復元フィギュアを使いモササウルスがアンモナイトに食いつこうとしている場面を再現していました。
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こちらでもデスモスチルスが見つかっているのでしょうか。でもこの復元骨格は全国に仲間が散らばっている北海道歌登町の化石から作られたレプリカですね。
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こちらはデスモスチルスと同じ頃にいたアロデスムスの化石です。アシカやセイウチと同じ先祖をもつ「鰭脚類(ききゃくるい)」です。足がヒレ状になっていますが、イルカと違って陸上を歩くことができる仲間です。
北海道ではかつて私が住んでいた浦幌町からもかなり状態の良い全身化石が見つかっています。足寄動物化石博物館で研究が進められていたので、私が勤務していた厚内中学校の生徒と一緒に館長にインタビューをしたことがありました。
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おまけ
見学を終えて外に出たら子どもたちが雪遊びをしていました。
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